やめてからも、毎日している。それほどサッカーが好きな水野君。
おじさんの言葉が深く胸に刺さった。
水野君は今でも、蒼君との夢を諦めていない。そう言われているみたいだった。しばらくの間、涙が止まらなくて。気づくと蓮が私のすぐそばで頭を撫で続けてくれていた。
水野君は苦しそうに呼吸をしていたけど、薬が効いたのか少し前から熱が下がりつつある様子。見ている限りでは、呼吸もずいぶん楽になった。
お昼を過ぎてしばらく経つと、蓮は塾へと行ってしまった。私は片時も離れることなく、水野君のそばにいた。
蓮の部屋はこざっぱりとしていて、とても綺麗に整っている。部屋に入ったのはすごく久しぶりで、懐かしかった。
時々おじさんが様子を見にきてくれたり、おばさんがご飯を持ってきてくれたり。昔からよく知ってる二人は、私のことを本当の娘のようにかわいがってくれる。
そして見ず知らずの水野君のことも、すごく心配してくれている。
水野君が目を覚ましたのは、それから二時間ほどが経ってからのことだった。
「なつ、め……?」
「水野君……っ! よ、よかったぁ……」
無意識に水野君の手をギュッと握っていた私は、その手をさらにキツく握りしめた。



