練習が終わったのは七時半過ぎで、その頃にはもうクタクタになって一歩も動けなかった。真夏じゃないのに汗がダラダラ流れ落ちて、ものすごく体が熱い。
こんなに運動したのは、初めてかもしれない。
「これから球技大会まで毎日五時に集合な」
「えっ?」
ま、毎日……?
「土日も……?」
「当然だろ」
さも当然のごとく、水野君は言いきった。今日だけでもかなりキツかったのに、これから球技大会までの約一ヶ月、毎日かぁ……。
気が遠くなりそうだよ。
「嫌なら、やめてもいいけど?」
「い、嫌じゃないよ! やるって決めたから、がんばる!」
そうは言ったものの、体力が続くかものすごく不安だった。
学校に行ったら行ったで、早起きしたせいで授業中に眠くなり、ウトウトしていると先生に怒られるし。
そして次の日、案の定筋肉痛になった。それでも家から総合公園まで走って向かう。
体が悲鳴をあげていたけど、根性だけはあるほうだと思っている。
昨日言われた通り、今日は待ち合わせの十分前には公園に着いた。それでも水野君は、私よりも先にきてボールを蹴っていた。
その表情はやっぱりツラそうで。どうしてそんな顔をしながらボールを蹴っているの?



