「私たち……似た者同士だね。でも、だからこそ誰よりも気持ちがわかるっていうか。麻衣ちゃん、これからも私と仲良くしてくれる……?」
「いい、の?」
不安げに揺れる麻衣ちゃんの瞳。その目には、まだじんわりと涙がにじんでいる。
「もう、桃ちゃんに嫌われてると思ってた……。私なんかと、これからも仲良くしてくれるの?」
「もちろんだよ。麻衣ちゃんは、私の憧れの女の子だもん。それに、また一緒に恋バナもしたいし。遊びにだって行きたいと思ってる」
言いたいことを言い合った今の私たちなら、これからも大丈夫だよね?
「桃、ちゃん……うぅ、あり、がと」
「な、泣かない、でよっ。私まで、泣けてくるじゃんっ」
これまでのことが頭の中にフラッシュバックして、苦しくて切なくて悲しくなった。私の目にも涙が浮かぶ。
「な、泣かないで、桃ちゃん」
「麻衣、ちゃんも」
鼻をすすりながら、涙を押し込める。色々あったけど、もう大丈夫。きっと、これからはもっと仲良くなれるはず。そんな予感がするの。
「さっき、お兄ちゃんから全力で私を助けようとしてくれた時、すごく嬉しかった……。私、友達は多いけど、親友って呼べる子はいないの。自分の本音を言うのが得意じゃなくて、周りに合わせちゃうんだよね」



