「じゃあな、明日からはまた部屋の前で待ってるから。寝坊するなよ! おやすみ」
蓮は逃げるようにそそくさと家の中に入っていった。
あれだけひどいことを言ったのに、私のことを好きだと言ってくれた蓮。
正直、すごくビックリした。今もまだ、心臓がドキドキしている。誰かに告白されたことも初めてだし、ましてや兄妹だと思っていた蓮が……。
今でもまだ信じられない気持ちでいっぱいだ。顔が熱いのは、蓮のことが好きだからとかじゃないけれど、告白されてすごくドキドキしたのは事実。
それに、さっきまで抱きしめられていたわけだし。
蓮の温もりを思い出すと、さらにまたドキドキした。でも水野君に感じるような胸の高鳴りはない。
蓮のことはやっぱり、家族として大事なんだ。もちろん、蓮の気持ちはすごく嬉しかった。形はちがうけど、私の大切な人であることには変わりない。
また明日って言ってたし、これからも仲良くしてくれるってことだよね……?
その夜、蓮のことを考えているとなかなか寝つけなかった。



