「はあ……お腹空いた」



ある日、
青白い表情で、誠司さんが一階の
リビングに降りてきた。




大学は、長期の夏休み。



アルバイトは、惰性でしていなくて。



ゆっちゃんは、着物の着付けを覚えて、

レンタル着物店でアルバイトをしていた。




ゆっちゃんのレシピ本だ。


「あの、わたし何か作ります」