「ゆっちゃんは、誠司さん、カッコいいとか思う?思わない?」

「キョーミない」





………

あまりにも鋭く、素早い返事。

少し怒っている…?





「ねえ、茶織はさ、あの男落とすなら料理しかないってわかってるよね」



いつもそう。
ゆっちゃんは、単刀直入、
バッサリ斬ってくる。




少し泣きそうになる。


「…そうなのかな」

「そうだよ。プロになりなよ。プロになれば、あの誠司も落ちるって」