「茶織、勉強教えるのも得意じゃん。こどもも好きだし。この家を、料理出すカフェにして、たまに勉強も見る学習塾兼ねて、働くママやパパのお子さんを預かる託児所にも出来るな…あ、いや人手増やすか。うーん、建て替えるかな…」



だんだん、
ひとり言が具体的になっている。


もう、驚かない。




「人手って、どう集めるんですか」


「そんなの一発、宣伝してもらう方法もあるし、まあ確実なのは紹介かな、俺の大学の同期の知り合いとか暇してる人多そうだし、そうだなあ」




もう、身を委ねよう。



わたしは
永久就職を、果たした。




ひとつ、確認したかった。

「わたし、今の大学は卒業したいです」













「わかった。その後、結婚してください」