アパートへ戻り、布団に入ってからも、僕は山岸さんのことを考えていた。

考える、というか、頭から離れなかったのだ。

夢と現実を彷徨いながら、何処か一緒に行きたいなと思った。

ようやく眠りについた頃には、午前2時を回っていた。