magic pencil

はぁ。体育祭も残すは騎馬戦だけとなった。
本日の体育祭の目玉だ。

ちなみに私は出ない。
リレーのアンカーをやったからね。

『!』

私は目を疑った。
騎馬戦が行われるところに那美がいたからだ。
な…なんで那美が?

しかも一番上にいる。
つまり相手の鉢巻をとる役目になったのか。

パァン

ピストルが鳴った。
砂ぼこりと歓声で那美どころではなくなった。
一応前に進んでみる。
見えるかどうかは分からないけど…

『あっ!』
見えた!あれは確かに那美だ。

しかも手には敵の鉢巻を10本はもっている…
えぇッ!?10本?強すぎだろぉおぉおぉ!
気持ちを落ち着かせてじっくりと見てみる。
那美はターゲットを見つけると、ものすごい速さで相手の鉢巻を取る。

那美にあんな特技あったんだぁ…
って感心してる場合じゃない!

那美は運動オンチのはず…!




まぁ いいや。
それは後で聞くことにしよう…

今はこの騎馬戦をじっくり見ることにする。
そう思った瞬間…
那美が相手チームの鉢巻をすべて取り騎馬戦は終わった。


ちょ…早い…。