今さっき、甥とやったようなやりとりをここでもやった翡翠は、徐に手を伸ばし藍子の頭に触れた。


いつもならこのまま口付けをして、暫く藍子に触れている。


時には折角着替えた藍子の制服を脱がす事もある。


けれど、この期間はそれをしない。


せめてキスだけでも――と思う気持ちはあるのだが、この期間藍子を抱かないと決めてる翡翠は、そうしてしまうと自制が利かなくなると分かっている。


だから藍子の頭を撫でただけで手を離し、「下りるぞ」と藍子自身からも離れた。