早くなった足取りは
すぐに学校へ着かせてくれた。

学校は既に昼休み時間になっていて
教室はガヤガヤ騒がしかった。

「おっはよ!!」

弁当を食べようとしてる親友の所へ
真っ先に向かった。

七瀬 加代(ななせ かよ)
私の親友でクラス1モテる。

中山 千里(なかやま ちさと)
私の親友で大人しめ。

「おはよ!!」

もう、2人が挨拶してくれるのなんて
聞きもせず

「それより、私の通る道に工場あるの
分かる?!」

私は2人に、興奮気味に聞いた。