「ごめんね?」と言いながら、愁先輩は私を落ち着かせようと紅茶を入れたカップと高級そうな洋菓子を私の前に置いた。 「い、いえ。…………で、あの、本題は??」 「ん?……もしや、要?なにも説明してなかったの?」 「説明する間もなかったんだよ」 あー、そりゃそーかと言いながら愁先輩は私の真ん前のソファに座り、要は窓の方にいってもたれ掛かっていた 「んじゃ、簡単に説明するね」