「あ、あの!」 何用だ?というように私に振り向く彼。 「な、なんで私の名前……」 あぁ、という思いだしたかのようにこちらを見る 「……待ってろ呼んでくる」 …………え?……答えてくれるんじゃなかったのっ!? 期待してた言葉がなく項垂れる私を一瞥し、その人は2つある扉のひとつを開け 「起きろっ!!」と、ドカドカ入っていった