ガラガラーっと誰もいない生徒会室に入っていく男子生徒


「おい、吉川神奈」


「は、はいっ!!」


「入れよ」


と、促され初めて生徒会室に足を入れる私。

部屋をグルーっと見てみる

しきりが部屋のすぐ近くに置いてあり、入ってきた人をすぐには確認できないようになっている。
そこをぬけると、


「うわぁ、豪華」

いや、ほんと豪華すぎる。
高そうなロングソファが2つと誕生日席みたいな一人がけソファがこれまた高そうな机を囲むように置いてある。

奥には社長机?みたいなのがあり、生徒会長とのネームプレートが。

壁にはスライド式の本棚があり、難しそうな本がずらりと。

部屋には奥へと続く扉が2つ並ぶ。

座れば?正体不明男子にいわれ、素直にソファに腰掛ける。



すごいなー、世界が違ったみたいだと部屋の中を見渡す、が……


あれ?てか、何でこの人私の名前しってんだ?
今になって気付いた。

だって、私名乗ってもないよ?