イジワルな彼は私を溺愛しています ②

*side 有紀

元旦。

去年までは1人でおせち料理をつまみながら、漫画を読んで過ごしていた至福のひととき。

しかし、今年は大勢のゴテゴテに飾った大人達に囲まれて愛想笑いを貼り付けて。

本当にイライラする!!

よりにもよって和海とは別々だし!

この振袖も邪魔!

酒臭い親父は全員寄るな!

ストレスがやばい。

私は片手にりんごジュースを持って、なるべく女の人の所に行って名刺交換をしておしゃべりする。

私はなんだかんだで父の娘ということだけでなく、社長として評価されているらしい。

それは凄く嬉しいことだった。