イジワルな彼は私を溺愛しています ②

私は何を……。

早くももの凄い後悔が襲ってきた。

我に返って止まったが、ここがどこだか分からない。

それに、和海といた人は和海の親戚かもしれない。

スマホを置いてきてしまったから助けを呼ぶことも出来ないし、ここは薄暗くてめったに人が通るような場所ではない。

人を避けるように走ったのがいけなかった。

私はとぼとぼ歩いて見つけた、埃が被った階段に腰を下ろした。

和海と会うのが気まずい。

あの女の人の事も気になる。

浮かんでくるのは和海と女の人が抱き合っている映像で、さっきは親戚かもしれないと思っていたのに段々負の連鎖にはまっていく。

私は何を……。

自分に嫌気がさす。

私ははあーと大きなため息をついた。