月日はあっとゆう間にたち、夏休み前になった。



「陽菜実、お願いっ!ついて来て!」



穂乃果が、一生懸命に顔の前で手を合わせ、お願いしてくる。





「え?どこに?」



「デ、デートに......」




んん?今デートって言ったよね......


デートか.......





「えっ!?デートッッッ!?!?」


「しー!声でかいよ!!」





周りのみんなが一斉にこちらを向く。



私は慌てて口を手でふさいだ。


思わず大声を出してしまった.....



「え..でも、何で?」


「だって、初めてだよ!?絶対、緊張して話せないよ!ねぇ、だからお願い!!」



そんな事言われても.......

月野君もいるし.....


私のほうが、緊張して無理だよ.....



「あ、あとで月野もこっちに来るからー」


にこっと笑いながら、穂乃果が言う。

え.....こっちに来るの?



こっちに向かって来る月野君が目に入ってきた。




って、もうあそこにいるじゃん。







どうして、こうなるの、、


絶対無理だよ、、