「わっ!坂神君っ!?」



保健室を出たら、坂神君がいきなりいたからびっくりした。



「はぁ......」


私は、ストンとしゃがみこんだ。


なんか一気に力が抜けた。





「あぁぁぁ!どうしよう!!」




「保健室の前で大声出すのやめろよ」



私は慌てて口を手で塞ぐ。



あっ、そうだった。

今、穂乃果寝てるんだった。




「場所移動しよ」




「あ、うん」




この胸のドキドキはおさまる事ができなかった