…………始まった



「……あっ、……んんっ………あんっ!………はぁっ……」



『アレ』をシている声



このアパートは、壁が薄い
ゲームの音だって、何かを焼いている音だって、すぐに分かる



こっちは迷惑かけないように、音楽流す時はイヤホンしてるし、洗濯機の回す回数だって最小限にしてる



それに対して、隣の人はでかい声であんあんと……
しかも、毎日←



高校始まって心が踊ってる時に、これは辛い



何回か躊躇したこと、
それは隣の家に苦情を言いに行くこと



いい加減うざい



いってやるよ!