キスは甘い蜜の味

結構寝たな……

なんか飲も……

「ふぅ……」

「咲蘭?」

「拓真っ」

拓真は、心配そうにあたしを見ていた。

「あれ、拓真って、視力悪かったの?」

「あ、ああ」

知らなかった……

「咲蘭、全然食べてないだろ」

「あ、そういえば……」

「飴なら食べれるか?」

そう言って、いちごミルクの飴を差し出した。

「咲蘭にって思って買ってきた」