キスは甘い蜜の味

なんでっ……

明日学校だから?

「ーーうっ!」

ーータタタタタ

「うえっ!ゲホゲホッ!ハアハア……」

「咲蘭!大丈夫か!?」

「たくっ……うえっ!」

「咲蘭っ」

拓真はずっと、背中を摩ってくれた。

「はあっ……はあっ……」

「大丈夫か?」

「あり……がと……」

あたしは頷いて、お礼を言った。