「お前はただ！！咲蘭の写真を撮りたいだけだろ！！咲蘭がミニスカだから？ざけんな！！たくさんいるだろ！！ミニスカの奴なんて！！ミニスカはただの言い訳だろうが！！」

「……っ」

拓真の顔は、真剣そのものだった。

「お前みたいな教師はな！！いらねぇんだよ！！咲蘭はただでさえ嫌な思いしてんのに！！これ以上嫌な思いさせんなよ！！苦しめるなよ！！」

「……っ」

ーーポタポタ

あたしの頬を、静かに涙が伝った。

あたしは、拓真の優しさで、泣いてしまった。

「咲蘭？」

「……うぇっ……」

「どうした？」