キスは甘い蜜の味

「……!」

「図星かぁ。まー、分からなかったら、俺が教えてやるからさ」

あたしは素直に頷いた。

頭、いいんだろうな。

ーーキーンコーンカーンコーン

気づいたら、お昼になっていた。

「拓真くーん!お昼一緒に食べよー!」

「ゲッ……」

カッコいいから、モテるんだよね。

「あーごめんね。俺、咲蘭と一緒に食べる約束したから」

「……っ」

怖い……

だから嫌だった……