キスは甘い蜜の味

「そだね」

学校に着き、先生と一緒に教室に向かった。

先生の気遣いで、あたしも一緒に。

「はーい、席着いたー」

「うっ……」

「大丈夫?」

あたしは小さく頷いた。

だけど、大丈夫じゃない。

お腹が痛い。

吐きそう……

「結城、入れ」

その言葉で、あたしは車いすを押して、教室に入った。

ーーザワッ

「結城拓真くんだ」