キスは甘い蜜の味

「おお、望月さん」

校長先生だ。

「この方が、結城さんですな?」

あたしは頷いた。

高校の先生方は、あたしが対人恐怖症だとゆうことは知っている。

「結城拓真です」

「わたしはここの校長の、如月隆です」

そして、高校の中を回った。

「どうですかな?」

「決めました。僕、ここの高校にします」

拓真はもちろん、ここの高校に転校することになった。

校長先生のご好意で、あたしと同じクラスにしてくれた。