「はい」

「分かったわ。拓真くんは、アレルギーとか、苦手な物はある?」

「いえ、特には。あえて言うなら、豆腐が苦手でして〜……」

お豆腐!?

「あ……」

「もしかして、咲蘭も?」

あたしは頷いた。

「なんかアレだよな〜」

頷きまくる。

「ふふっ!分かったわ」

「じゃあママ、今から行ってくるね」

「うん。いってらっしゃい」