キスは甘い蜜の味

「あたしはずっと、拓真のモノじゃダメかな?」

「ダメじゃない。むしろ、嬉しい」

「えへへ」

「ありがとう」

「え?」

「彼女になってくれて」

「拓真……」

そしてあたし達は、キスを交わした。

キスは、甘い蜜の味がする。

「たっ……くまっ……」

長いキスで、息継ぎする時に開いた口から拓真の名前を呼んだ。

口も開けてきて、今までとは違うキスをした。