雪村は俺からの着信が 物珍しかったのか ひどく驚いていた。 茜「九条くんから電話なんて 珍しいね。何か用?」 京夜「今、伊織と一緒?」 茜「一緒じゃないけど。 どうかした?」 京夜「いや、一緒じゃないなら いいんだ。ありがとう!」 俺は雪村以外の友達を知らない。 とゆうか、伊織に 雪村以外の友達はいないと思う。 全ての可能性がなくなった時 残る可能性は一つしかなかった。 伊織は今、阿久津と一緒にいる。 そう思った。