奏「意味ないと思う。」

伊織「やってみなきゃ
分からないでしょ。」

そのネックレスをもう一度握ると
悲しそうな顔で、でも大切そうに
優しくそのネックレスを撫でた。

奏「やってみなくても俺には分かるよ。」

伊織「それは100%じゃないでしょ?」

奏「99.9%無理だと思う。
実際に、九条くんは今
木崎さんを選んでるんだから。」