奏「恋愛映画でハッピーエンドを
迎えられる人間のパターンはね
家庭環境が複雑な奴か
クソワガママな俺様か
辛い時そばにいてくれる優男か
昔から想いを寄せている男か
自分に想いを寄せてくれる男。
ザッとこんな感じかな。」

京夜「何の話だよ。」

奏「家庭環境が複雑な奴が
モテる理由ってさ確実に
同情だと思わない?
現実世界でもそうなんだよ。
俺が伊織ちゃんを好きになった理由は
好きな男に相手にされてない事に
気付かない可哀想な人だったから。
俺も同情から伊織ちゃんを好きになった。」