今度はさっきよりも少し
楽しそうに笑った。

楓「奏の言ってた通り。」

涼介「言ってた通りって？」

楓「私はきっとあなたの事を
気にいるって奏が言ってました。
その通りになったから
何かおかしくて‥‥。」

涼介「じゃあ、今度はさ
君の行きたい所へ行こうよ。
阿久津くんと行きたかった場所でも
どこでもいいよ。
君のプランに任せるよ。」

楓「はい。」

きっと、そうゆう事を阿久津くんは
言いたかったんだと思う。
過去を忘れるために
するべき事は誰だって同じだから。