今日も誰も帰らない家の
リビングでテレビを見ていると
インターホンが鳴った。

こんな時間にインターホンが鳴るのは
あの人が酔って帰ってくる時くらいだ。

渋々立ち上がり、ディスプレイを
確認すると息を切らした
伊織ちゃんがそこにはいた。

奏「伊織ちゃん!
こんな時間にどうしたの?」