涼ちゃんがこんな風に私の事を
否定したのは初めてだった。

涼ちゃんは、いつも
うんうんそうだねって私の話を
聞いてくれて一度も私の事を
否定などしなかった。

奏「加々美くん。もういいよ。」

涼介「阿久津くんはぬるいよ。
そんな風な言い方じゃ
いおには何にも伝わらない。」

奏「ちゃんと俺が話すから。
俺のためにありがとう。」