京夜「当たり前だよ。皆そうだよ。
過去をどれだけ悔やんでも
もう戻る事は出来ないさ
とてもじゃないけど
先の事なんて考えられない。
俺にも今しかないよ。」

伊織「だったら、京夜は大丈夫だね。」

京夜「でも、ダメなんだよ!
あの時に戻れたらってそんな
つまらない事ばかり考えてしまう。
鏡に映る今の自分を見たくなくて
俺はいつも目を逸らしてしまう。
伊織の今と俺の今は· · ·違うんだよ。」

悲しくなった。憎くなった。
そんな風には言いたくないのに
悪者にはしたくないのに。
でも、気付けば
私は立ち上がり叫んでいた。