商店街の花屋で買った
花束を手にその場所へと向かった。

沢山の墓が立ち並ぶ中
毎年来るその場所で足を止める。

俺の持ってきた花束とは別に
墓にはもう既に二つの花束が
供えられていた。

誰が置いたかなんて
考えなくても分かる。