イケメンの思考は
全くもって分からない。
どうしてクリーニング代の
代わりに付き合う事に
なるんだろうか。

奏「さっきの彼。
海老沢学園の九条くんでしょ?
何?彼の事好きなの?」

伊織「あなたにそんな事
言う必要ないと思いますけど‥!」

奏「俺と付き合えば
彼を君の物にしてあげるよ。」

この人は一体何を言ってるのだろう。
あまりの思考の違いに
理解する事を諦めた。

呆然と立ち尽くす私の唇に
イケメンはキスを落とす。

奏「これ、始まりの合図。
じゃあね!伊織ちゃん。」

‥‥なに‥何なの‥今の‥?
私はそのままその場に座り込んだ。