茜「一番なんて決めなくても
いいんじゃない?」

伊織「え?」

茜「伊織が皆の事が大切だって
言うのなら、やっぱりそれは
大切なんだよ。皆、同じくらい大切。
それでいいんじゃないかな?
伊織がそう言うのなら私は信じるよ。
だから、これからも伊織は
大切にしたい人達を大切にして。
怒ったりしてごめんね。
沢山、悩ませちゃってごめん。」

伊織が泣いていた。
私は今まで伊織の涙なんて
見た事がなかった。