しばらくすると伊織は
部屋へと戻ってきた。

伊織「茜、まだ起きてる?」

茜「うん。」

伊織「ちゃんと分かってるよ。
皆が私を嫌ってる事。
私の考えが変だって事。
理解なんてしてくれない事。
私は、ちゃんと知ってるよ。」

私は知らなかった。
伊織が自分の事をそんな風に
思っていたなんて。