伊織ちゃんの家は温かい。
家族じゃないのに俺の事を
本物の家族のように出迎えてくれて
温かいご飯を食べさせてくれて· · ·。
窓から見える景色さえも
俺の事を歓迎してくれてるようで
涙が溢れ落ちそうだった。

伊織「あれ?阿久津くん。
まだ起きてたんだ。」

奏「うん、まあね。
ちゃんと仲直り出来た?」

伊織「やっぱり知ってたんだね。」