平日の真昼間だと言うのに
堤防沿いには海をボーッと
眺めるいおがいた。

涼介「いお!」

伊織「涼ちゃん。」

やっぱりまだ、いおは
元気がないみたいで
俺に小さく微笑むだけだった。

涼介「こんな所で何してるの?」