伊織ちゃんの家から出ると
玄関の前に九条くんがいた。

京夜「伊織は?」

奏「眠ったよ。」

京夜「そっか。」

それだけ聞くと九条くんは踵を返す。

奏「‥泣いて‥謝ってたよ。
迷惑かけてごめんって。
九条くんにも謝ってた。
でも、元はと言えば
九条くんが‥伊織ちゃんに· · ·」