伊織ちゃんを追いかけると
伊織ちゃんは大学近くの公園で
嗚咽を漏らしながら泣いていた。

奏「‥‥伊織ちゃん。」

伊織「誰も悲しい物語は
見たくないよね?
だから、物語はいつも
ハッピーエンドなの。
皆の気持ちを幸せにするから。
だから、私もこの恋の
エンディングは
ハッピーエンドしか信じない。」

分かってる。
伊織ちゃんが俺の事を
好きじゃないって事くらい。