涼介「正直、君が何を知りたいのか
分からないから、俺も何を
話せばいいのか分からない。」

奏「何が知りたいって訳じゃない。
でも、強いて言うなら何でも知りたい。
伊織ちゃんの事は全部知りたい。」

涼介「うーん。いおは小学生の頃から
ずっと京夜の事が好きだった。
何をするにも京夜と一緒でさ。
いっつも京夜のマネして
いっつも京夜の隣にはいおがいて
いつの間にか2人はセット
みたいな感じだったかな。」

奏「‥セット?」

涼介「いおがバスケを始めたのも
高校を選んだのも大学を選んだのも
京夜がいるからって理由でさ
そんな理由で自分の人生
決めていいのかよって思う事も
あったけど、いおはいつも楽しそうで
そっか、いおはやりたい様に
やってるだけなんだなって思ったよ。」