ガレージの前を通り過ぎる
いおの隣には知らない男がいた。
声をかけずにはいられなかった。

涼介「いお!」

伊織「涼ちゃん。
今日もお疲れ様。」

涼介「おう。それ、誰?
‥彼氏出来たのか?」

否定の言葉が返ってくると思ったのに
いおは憎いほどの笑顔を見せた。

伊織「うん、そう。
同じ大学の阿久津 奏くん。」