昔は繋いでくれた手を
繋ぐ事はもうないけど
それでも、やっぱり
隣を歩ける事が嬉しい。

京夜「伊織、焼きそば。」

私の好みを知ってくれてる。
それだけの事が嬉しい。

ベンチに座りながら
焼きそばを頬張ると
京夜が私の頬をハンカチで拭いた。

京夜「ソースついてる。」