奏「伊織ちゃんってさ
情に流されやすい人でしょ?
九条くんに向けてるそれって
本当に愛情なの?同情じゃない?
さっきは、哀れな俺に同情して
あんな事言って、今は可哀想な
九条くんに同情して夏祭りに誘って
伊織ちゃんは別に誰の事も
好きじゃないんじゃないかな?」

伊織「そんな事ないっ!!
私はずっと変わらず京夜が好きなの!
会いたい気持ち、我慢してたけど
京夜に寂しい想いをさせるくらいなら
やっぱりやめればよかった。
だから、もう阿久津くんの· · ·」

奏「だったら、何であの人に
あんな事、言ったんだよ!」

阿久津くんの怒った顔を初めて見た。
最低だなって思った‥。
いつも味方でいてくれた
阿久津くんを傷付けたのは私だから。