体育館を出て自転車置き場へ
向かった俺は自分の自転車を
引っ張り出す。

所狭しと並んだ自転車は
あれよあれよと言う間に
ドミノ倒しになった。

俺はそれを無視して
自転車のチェーンを外し跨った。

自転車を漕ごうとした瞬間
後ろから大きな声が聞こえた。