だって、いつも伊織が
何かを選択する時
そこには九条くんがいたから。

奏「伊織ちゃん!」

大きなカバンを提げた
阿久津くんが食堂に顔を出す。

伊織「どうしたの?」

奏「幸田さんがスコア表
多めに準備して欲しいって。
今日は明日のために多めに
試合するんだってさ。」