咲くんに連れてこられたのは、近所の公園だった。
そういえば、昔はよく咲くんと遊んだな。
懐かしい思い出に浸ってると、咲くんがこちらを振り向いた。
そこにはいつもの冷たい瞳の中に少し寂しさが含まれているような気がした。
ズキンと胸が痛む。
なんでそんな顔をしてるの。
「聞きたいことがあるんだけど」
「……うん」
何を聞かれるのかは大体想像がついている。
私はスカートの裾をぎゅっと握りしめた。
こんなに長く咲くんと居られるのは何年振りだろう。
「颯太と付き合ってるって本当?」
咲くんは、繋いでる手に力を込めた。
そういえばずっと繋ぎっぱなしだ。
「いっ、痛いよ咲くん」
「答えて」
私が抗議の声を上げても、咲くんは許してくれない。
