「どういうことだ?」 『・・・・・ごめんなさい。黙秘します。』 「・・黙秘だと? おちょくってるのかお前!!」 「ちょ・・先輩。」 机の上をバンと叩いた同僚を必死に止めながら、 小西が壁に向かって・・マジックミラーの向こう側に立っている俺に視線を送った。 ・・・・・犯行動機は黙秘か・・・・・。 小西には見えていないけど、 “うん”と頷いて部屋を出た。 第1話 完